1歳6か月健診に「かおテレビ」導入 発達障害、早期発見で療育に

1歳6か月健診に「かおテレビ」導入 発達障害、早期発見で療育に

 浦安市は1月から1歳6か月健診に「かおテレビ」(ゲイズ・ファインダー)を導入する。受診した幼児の顔の動きで、発達障害を早期に発見し、療育につなげることができる。市はこれを28年度の “目玉事業” と捉え、効果を上げたいとしている。

 市によると、かおテレビは1歳6か月健診のときに、保護者の希望で受診できる。受診は簡単。保護者と幼児が個室に入り、イスに座った保護者のひざに乗った幼児に約3分間、テレビに映る画面を見てもらう。子供、大人が行動しているシーンなどを見ているだけで、怖かったり、痛かったりすることはない。
 幼児がテレビに映るシーンにどう反応しているか、何に関心があるかなど、目線の動きなどを知ることで幼児の発達を理解する手助けになるという。幼児の発達障害の早期発見、診断につながり、早期療育を効果的に始めることができる。

 受診者から「自閉症スペクトラム」(ASD)と呼ばれる障害発見にもつながる。ASDの人たちは知的障害を伴う自閉症から、エジソン、アインシュタイン、アップル社の創始者、ビル・ゲイツ氏など “異能” と呼ばれるアスペルガー症候群まで、広い分野の発達障害を指す。
 この人たちは、自分と他人との違いがわからない。こだわりが強い。対人関係が苦手。集団の中では生きづらい―など個性的な人が多い。
 かおテレビの診断によって、社会性がない、他人とうまく関われないなどの発達障害は、幼いときに適切な療育を受ければ、かなりの効果が期待できる。

 市では幼児の療育と親の支援のため、この事業に関わる保健師たちの研修を重ねてきた。
 かおテレビ導入の1回目の健診は1月中旬から。それ以後も定期的に行う。1歳6か月健診の対象者は1400人で、1回当たりの受診者は55人を見込んでいる。


関連記事

 

アーカイブ

ページ上部へ戻る