『青べか物語』改訂版を出版

漁師町偲ばす川島監督甥の礼状
山本助監督とのトークも収録

 浦安市郷土博物館は、映画「青べか物語」を制作した川島雄三監督甥からの礼状、秘蔵写真や山本邦彦助監督とのトークを収録した「『青べか物語』それぞれの想い」改訂版を9月に出版した。昨年3月に出版した初版本の続編。A4判・87ページで500部作成。1部1500円。同博物館で販売している。
 

青べか物語改訂版

青べか物語改訂版

 続編の特長は川島監督の甥、晋一さんが博物館に寄せた礼状から半世紀前の漁師町・浦安が偲ばれるエピソード。
 「(略)五十数年前、叔父上の日活アパートの九階端の玄関に、泥だらけの特長靴と胴付きが置いてあり、ビックリして聞いたら、浦安にて、特長靴で、『青べか物語』のロケ中だとのこと…なつかしく、思い出して居ります」(平成二十七年五月八日)。

 また、同監督50回忌で作成された記念誌の表紙を飾っている「釋雄然」の戒名。べか舟に横たわる森繁久弥と川島監督のスナップ写真も収められている。

 山本助監督と主任学芸員の林奈都子さんのトークも川島監督ファンには見逃せない。
 奥さんが当代島出身で、撮影時は監督らスタッフを宇田川伊之吉さん(義父)に浦安じゅう、案内してもらった▽「天才肌で破滅型の人間」だった川島監督は懐疑的に、審美的に究めないと治まらない方。
 「浦安が埋め立てられる」というナレーションのために、山本さんは東京と千葉県庁で計画の全貌を調べた…といったエピソードが満載。


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