スマホ情報アプリ「ニャンだぁ!らんど」運用開始

”地域猫”を市が一括管理 地方自治体、全国初の試み

 特定の飼い主はいないが、地域に住みつき、愛猫家の世話で生き延びている「地域猫」。そんな猫に浦安市が手を差し伸べようと、11月からスマートフォン向けの情報アプリ「ニャンだぁ!らんど」の運用を始めた。市によると、地方自治体としては全国初の試みという。

「ニャンだぁ!らんど」アプリ

「ニャンだぁ!らんど」アプリ
「今日の地域猫」写真入りのトップ画面

 飼い主に見放されながらも繁殖を繰り返し、増え続ける猫。野良猫、捨て猫と呼ばれていたが、動物愛護の立場から最近は地域猫とランクアップした。だが、排せつ物被害、不適切な餌やり、発情期の鳴き声などによるトラブルも多く、都市部を中心に社会問題化している。
 そんな中でスマホを使ってスタートした浦安市の情報アプリ運用大作戦。

 「地域ねこ情報アプリ」を検索。猫のアイコンをクリック、メニュー画面から、「地域猫制度とは」、「地域猫一覧」を開くと、猫ナンバーと名前のついた写真、生息エリア、性別、特徴、不妊去勢手術の有無が一匹ずつ市内20地区約500匹分掲載されている。地域猫が多い地区は、北栄、当代島、堀江、富岡、猫実がベスト5。
 地域猫は、ボランティア登録した地域猫愛護員が自治会や地区ボランティアなどと協力し、食事などの世話をしながら猫の健康状態、不妊去勢手術の有無などを調査して、写真撮影。今回初めて全面公開された。

 市の愛護員制度は平成20年度に創設、今年9月末の登録者数は164人。不妊去勢手術をした猫は延べ857匹。当初、地元住民が一部負担していた手術代は現在、メス約2万9千円、オス約1万8千円を上限に市が負担している。

 市は猫画像や、市民への情報、愛護員の事務効率化など双方向で利用できるよう11月1日、ユーザー登録の受け付けを開始。わずか4日間で500件を超える申し込みがあり、担当の環境衛生課職員を驚かせた。ユーザー登録数は11月末で3093件に達している。
 システムは東京の業者が開発、導入費用は40万円。月額5万円の業務管理費がかかる。

 環境衛生課の動物愛護係は「長い間苦労して猫情報を集めてきてくれた愛護員の皆さんに感謝する一方で、将来的には飼い猫の登録制度の導入も視野に入れての情報発信。市民と猫情報を共有し、新しい飼い主探しのアイテムとしても期待しています」と話している。

 【問】市環境衛生課 でんわ047・712・6495


関連記事

 

アーカイブ

ページ上部へ戻る