中央図書館大規模改修へ 情報化時代に対応、パソコン増設

 浦安市立中央図書館がソフト、ハード両面のリニューアルを計画している。開館から33年、市民1人当たりの貸し出し数全国一を誇った図書館も変化の激しい情報化時代に対応し切れない面も出てきた。利用者のニーズにどう対応するか、図書館が大きく変わろうとしている。

中央図書館

市民に広く利用されている中央図書館。ここにも時代の変化が…

 図書館はいまのままでいいのか。インターネット回線を使っての決算や人事などの企業情報利用者が増加する一方、図書館が有料契約している新聞社などのデータベースから、館内のパソコンで情報を入手するなど図書館への期待感も変わってきた。その一例が専門的分野も含めて利用者の調査・研究を専任の司書が手助けするレファレンス室活用の企業情報利用者の増加。
 しかし、図書館にはこれに対応できるパソコンが1台しかなく、増設が喫緊の課題と関係者から指摘されている。館内に張り巡らされている電気配線も33年前の開館当時からのもので、床上にむき出し。事故の心配がないように手当てはしているが改修の必要がある。
 こうしたことから、図書館では利用環境の変化に対応し、貸し出し中心から滞在型への移行を検討している。現在、329ある閲覧者席は土日は満席になることも多い。共同学習の場、グループ利用者スペースの充実、討議・研究の発表に活用できる大型スクリーンも設置し、居心地を良くすることも検討している。

 市内には中央図書館と7つの分館があり、市民が歩いて10分以内で図書館を利用できるのが “売り”。27年度は、図書館の要となる蔵書数は約119万冊で、市民1人当たり7.26冊。県平均の3.12冊、全国平均の3.06冊を大きく上回っている。1人当たり貸し出し数は12.56冊で、ピークの22年度14.3冊を下回っているが、県平均の5.40冊、全国平均の5.39 冊を大きく上回り、市内図書館が市民に広く利用されているかがわかる。
 中央図書館も老朽化が進み、改修が検討されてきた。市役所新庁舎の竣工に伴い、図書館周辺の環境整備も計画され、敷地内に来館者用駐車場、駐輪場を設置する。 
 今年度は周辺整備を行い、30年度には大規模改修に着手、翌年度に完成予定。


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