来年7月に閉店 イトーヨーカドー新浦安店

寝耳に水 住民ショック

 浦安市明海の総合スーパー、イトーヨーカドー新浦安店が来年7月末に閉店することが明らかになった。土地と建物を所有する森トラスト総合リート投資法人(東京・港区)がイトーヨーカ堂からの賃貸契約解約通知を受け、7月29日に発表した。

イトーヨーカドー新浦安店

来年7月に閉店するイトーヨーカドー新浦安店

 新浦安店は、地上5階、延べ床面積約5万7600m2の大型ショッピングセンター。平成12年10月にオープンした。ファッションから食料品まで扱う総合スーパーとしては市内最大規模。
 新町地区のメーン道路でもあるシンボルロード沿いに店舗があり、専門店などのテナントも多い。店舗周辺には後にケーズデンキ、ケーヨーデイツー、トイザらスなどの大型店が進出し、新町地区ショッピング街のまさにシンボル的な存在として、地元市民に親しまれてきた。

 店舗経営は、「セール・アンド・リースバック方式」を採用。不動産売買を手掛ける森トラスト・ホールディングスに土地や建物を売却。賃貸契約を取り交わし、賃料を支払い経営継続する方式にしたため、店舗と1280台収容可能な駐車場付きの賃料が月額6300万円にものぼり、業績を圧迫してきた。
 経営母体のセブン&アイ・ホールディングでは今年3月、採算の取れない全国のイトーヨーカドー店舗を毎年10店舗ずつ閉店する方針を明らかにしており、千葉県内でも4年間に20店舗近くを閉店すると発表した。
 新浦安店の場合は、32年間の長期契約だが、中途解約の禁止期間が来年7月29日に切れることから、1年前の今年、賃貸契約解約の意思を明らかにしたものとみられる。

 大規模小売店舗立地法に基づく県への届け出によると、売り場面積が1万m2を超える浦安市内の小売店は、広い順に、舞浜駅前開発(イクスピアリ)、ショッパーズプラザ新浦安、イトーヨーカドー新浦安店、西友浦安店。
 トップはオリエンタルランド経営のイクスピアリ、2番目は新浦安駅前のイオンを核店舗に専門店で構成するショッピングセンター。
 イトーヨーカドー新浦安店は3番目の広さだが、単独の総合スーパーとしては西友の2倍、店舗面積約2万3300m2でトップの位置にある。

 閉店まで1年の猶予があるとはいえ、周辺住民には切実な問題。ショッピングセンターが近くにあるから新町地区に引っ越してきたというマンション住民も多く、大きなショックを受けている。
 閉店後どうなるか、問い合わせは市にも舞い込んでいるが、市としても何ができるか苦慮しており、担当部門を含めて内部調整を急いでいる。


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