Dr.竜の「診察ノー卜」第36話: 入れ墨は肝炎や種々の感染の元!

ファッション感覚で入れるのは危険

 リオ・オリンピックも終わり多くの感動を得ることができた。しかし入れ墨をしている多くのスポーツ選手が目立った。芸能人でも入れ墨をしている人はかなりいるようだ。覚せい剤で捕まった清原・元プロ野球選手などは「登り龍」の入れ墨をしているという。

竜 崇正 先生

竜 崇正 りゅう・むねまさ
浦安ふじみクリニック院長
=浦安市富士見2-18-9=

 入れ墨は、戦争などで相手を威嚇する目的で顔や手足に入れるようになった人類の歴史と共に始まった風習だ。また海で溺れた場合、人相が変わるので、船乗りや漁師は個人識別のために入れ墨を入れるようになった。
 犯罪者などに対して、一般人との識別のために入れ墨を強制的に入れられた場合も多い。日本のやくざのように、全身
に入れ墨をして痛みに強い、すなわち強い男をアピールするためにも行われていたのだが…。最近ではファッション感覚で、おしゃれの一つとして「入れ墨」が位置づけられだしているのかもしれない。
 最近は、無痛の電動針などで簡単に入れ墨が入れられるようになった。観光地で「Tattoo」の派手なネオンを掲げる店も目立つようになり、一般市民も気軽に入れ墨できる環境が整ってしまった。

 その都度、新しい針を用いているのか。消毒しているので感染の機会が無いような錯覚を持つかもしれないが、塗料は使い回しなので他人を刺した針から混入した種々のウイルスが多量に存在している可能性が高い。
 それでも入れ墨したい人は、新しい自分専用の塗料を用いるしか、感染防御の方法は無い。「入れ墨」した人は、C型肝炎など、厳重な健康チェックが必要である。また入れ墨を消去することは出来ないことも銘記すべきである。


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