弁護士 京介 「家庭の法学」(3)  離婚と財産分与

 こんにちは。弁護士の矢野京介です。
 家庭内には、色々な財産がありますが、普段、それらが誰のものかを意識することはありますでしょうか?

矢野弁護士

矢野京介

 おそらく真面目に考え始めるのは、相続か離婚を意識するタイミングでしょう。
 相続の際に故人の遺産を分けることは遺産分割といいますが、離婚の際に夫婦の共有財産を分けることを財産分与といいます。夫婦の共有財産とは、夫婦が結婚をしてから協力して築いた財産のことです。
 結婚前にそれぞれが蓄えていた財産や、結婚に際して実家からもらってきた財産などは、共有財産に含まれません。これは特有財産といい、財産分与の対象とはなりません。
 また、プラスの財産だけでなく、借金などのマイナスの負債も財産分与の対象になります。
 ただし、ギャンブルや浪費で、一方が勝手に作った借金などは財産分与の対象にはなりません。
 では、夫婦の共有財産とはどのようなものがあるのでしょうか?
 一般的に言えば、現金、預金、宝石、不動産、株、自動車、ゴルフ会員権、生命保険金、学資保険、退職金などが想定されます。
 この場合、どちらの名義になっているかは必ずしも関係ありません。子供の名義でも夫婦の共有財産と評価されることもあります。
 備えあれば憂いなし!離婚はともかく、相続は、いずれ生じるものですから、時間を見つけて、家庭内の財産の洗い出しと仕分けをしてみましょう。
 思わぬお宝が見つかるかもしれませんよ!

葛西臨海ドリーム法律事務所


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