中学2年の7割ケータイ持つ

保護者が対策満載「スマート本」出版

 中学2年生の7割はケータイを持ち、9割は毎日使用。嫌な思いをすることも多い―こんな調査結果が浦安市教育委員会のまとめで分かった。こうした “ケータイフリーク” 状態の中、市内在住の保護者がスマホ時代を生き抜くための「スマート本」をまとめ出版した。

携帯電話の保有率

 携帯電話の保有率調査は、市教育研究センターが実施した平成27年度の「小中学生の生活実態調査」の項目の一つ。2年に1度行っており、今回は市内全校の小学2年、5年、中学2年の保護者を対象に、1203人が協力した。
 スマートフォンを含む携帯電話の保有率は、小学2年生で30.7%、5年生で59.0%、中学2年生で74.6%だった。25年度調査と比較すると、別表のように、小2、中2は横ばいだが、小5は8.4ポイント増えた。
 使用状況(メール・ホームページ・ネットゲーム等)をみると、「ほぽ毎日」が小2で2.3%、小5で14.7%、中2で77.7%。「時々」を含めると、小2で22.0%、小5で42.4%、中2で94.2%とハネ上がる。
 「持っているだけでほとんど使っていない」と答えた人は、小2で78.0%、小5で56.7%、中2で5.8%に上った。
 有害サイトヘのアクセスを制限する「フィルタリング設定」をしているかの問いには、小2の8割が「はい」と回答し、25年度より大幅に増えた。小5、中2は「はい」が7割を超えたものの、こちらは25年度より減少している。
 携帯電話のネットやメールを使って「嫌な思いをしたことがあるか」を初めて調査したところ、中2の約2割が「よくある」「時々ある」と答え、「わからない」とした保護者も2割を超えた。
 スマホの普及で、SNS(フェイスブック、ライン、ツイッター等)の使用状況も今回初めて調査項目に加えた。「ほぽ毎日している」と「時々」を加えた割合は、中2で74.8%。学年が上がるにつれて増加傾向にあった。

「知らなきやヤバい スマホのワナ」

 こんな「スマート本」=写真=を出版したのは、浦安市在住35年、美浜の倉垣英男さん。東京・赤坂にあるKUROCK出版の代表取締役でもある。中学生の娘さんが昨年、スマホを持つようになって、スマホを使う先輩のアドバイスとして、子供たちが知っておくべきマナー」「保護者にこそ知ってほしい知識と情報」をまとめたという。

スマート本

 単行本ほどの大きさの全160ページ。メールのやりとりを1ページにひとつ、リズミカルなラップ調の歌詞で紹介。イラストとともに解説している。

 ♪ネットで出会った
  心の友よ
  秘密はなんでも
  教えあうのよ
  本当はオッサン?
  ネカマって何よ!?
  写真や住所で
  脅され動揺

 ネカマはネット上で男が女のフリをすること。
 「ネットで知り合った同性の友達が実はネカマということはよくある。送った写真や住所をネタに脅されたり、ストーカーされたりすることもあるから注意」と呼びかける。
 子供に分かるように、難しそうな漢字にはふりがなを付け、項目ごとにアプリ、スマホ、トラブルの各用語の説明なども加えている。
 倉垣さんは「ケータイは今、スマホ時代。様々な情報が手軽に入る分、トラブルに巻き込まれる子供たちは多く、悩みは深刻。といって、相談できる親がいない。親は子供の言うことがわからない。この本は大人に子供以上の知識を身につけてほしいとの願いを込め、スマホの良い面も取り上げた。子供は親との会話で多くの事を学び、判断力を身につける。その手助けに活用していただければうれしい」と話す。
 1冊1080円。全国の書店、ネット販売もしている。


関連記事

 

アーカイブ

ページ上部へ戻る