「学ぶ環境で こどもは伸びる」異才発掘PJの中邑教授が 発達支援講演

 日本財団と共同で不登校の小中学生をサポートしている東大先端科学技術センターの中邑(なかむら)賢龍教授の発達支援講演会「こどもの可能性を引き出す!学びの環境」が1月18日、文化会館で開かれた。

中邑賢龍教授

 発達支援は、生まれつき読み書きや人とのコミュニケーションが苦手な発達障害を持つ児童、生徒の支援。不登校の要因の一つになっている一方で、突出した能力を持つ子供も多い。
 中邑教授は2年前から全国の少年少女を対象に、異才を発掘するプロジェクト「ROKET」のリーダーを務め、多くのマスコミに登場。浦安の講演はその活動を知った市民などからの希望で、市障がい事業課が主催。会場の小ホールには約250人が訪れた。
 中邑教授は、異才発掘プロジェクトでのやり取りを紹介しながら、「発達障害は果たして障害か」「治療すべきものか」と疑問を提起。「効率や安全・安心を求める社会に合わせ、親が先回りして治そうとしていないか」と問いただした。
 また、「読んで、書いて、話して、しゃべらないと社会に適さないと診断される現実がおかしい。オールマイティーも一つの個性、凹な人も凸な人も一つの個性。受験がゴールではなく、いろんな生き方があっていい。ユニークな子供が潰されないように、子供がいやというなら、放っておけばいい」と強調した。
 一方、情報化時代を迎え、「字を書けない人もパソコンがあればキーボードで書ける。覚えられない人もインターネットで調べれば正解が出せる。身の回りにあるテクノロジーを活用することで困難さが補える時代。やがてパソコン受験が認められる時代が来るかもしれない。学ぶ環境で子供は伸びる」と結んだ。
 問い合わせは、パソコンで、中邑賢龍教授か、DO―IT JAPANで検索。


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