豊かな老後と争わない相続(Vol.26) (株)明和地所 会長 今泉 浩一

自宅は最後で最大の老後資金
60歳過ぎたら考えることは?

 60歳を過ぎたら、体力は落ちてくる、頭も回らなくなる、70歳後半になれば働けなくなり、株の運用でお金を稼ぐことも段々難しくなる。
 そうなると「老後の生活費」は「年金の他にはどれだけの預金があるか」「どれだけの株や債券を持っているか」「病気の時どれだけの保険が下りるか」「寝ていても毎月決まった賃料が入ってくる賃貸物件を持っているか」等々が「頼りになる大事なもの」です。

明和地所 会長 今泉 浩一

(株)明和地所 会長 今泉 浩一

 もし、そんな用意が無い場合には、日本人の80%が自宅を持っているので「自宅は最後で最大の老後資金」になる。ただ、子供の中には「思い出を無くしたくない」「自分がそこに住みたい」と言う子もいる。
 お金に余裕があれば自宅を子供に相続させることもできるが、余裕がなければ自宅を売却し、夫婦2人用の小さなマンションや生活費が半分で済む安い田舎の家に買い換えて老後資金を残す必要が出て来る。この時、子供を納得させる為には「老後の生活にどれだけのお金がかかるか」を説明することが必要です。

夫婦の生活費月24万円必要

 (1)夫婦2人が生きていくのに最低限度の生活費は月24万2000円、年間290万4000円、65歳~95歳までの30年間で8712万円です。豊かな生活には月37万9000円、年間454万8000円、65歳~95歳までの30年間で1億3644万円です。年金が幾らあるかで足りない分は預金が必要になり、「預金が少ないと心細い老後」になってしまいます。

介護費用も月15~20万円

 (2)「動けなくなったら介護の費用」が月15万~20万円必要で、介護保険で対応できない分のお金も必要になります。このお金の準備がないと、自宅で週何回かの訪問介護を受けても、その時以外は家族がオムツの取り替えや体ふき等をやらなければならなくなります。看護する家族は夜も眠れない日が続き、働く時間がとれなくなって収入も減り、これが長く続くと看護する家族の生活は破壊されてしまうので「介護の費用」の準備が必要です。
 (3)さらに、老いてくると病気も多くなり、畳の緑で転んで骨折して入院すると費用がかさみます。この費用も健康保険から出る以外の費用は預金がなければ最低限度の医療しか受けられず、長引けば家族にとっては「早く死んで欲しい」と思うような厳しいことになります。
 こんな時、親にお金の余裕があれば、そこから出費できるので、子供達にお金の負担も、看護や介護の労力もなく、時々お見舞いに来てくれたら嬉しいだけの親子の人間関係が続けられます。
 (1)~(3)のような問題をなくす為には、「自宅を売却して老後資金にする必要があるのだ」と説明すればいいのです。
     ◇
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 2015年12月13日記


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