新庁舎開庁式は6月末 7月1日からパスポート窓口スタート

跡地は元町最大の公園に
開庁前 市民に見学会

 待望の新庁舎がまもなく完成する。市内に分散している部局が集約され、安全で市民に利用しやすい市内最大の防災拠点に生まれ変わる。新年を迎え、松崎秀樹市長は「6月末に新庁舎の開庁式を開催、7月からパスポート窓口業務を開始し、跡地に元町最大の浦安公園を整備する」と明らかにした。(関連記事

工事の進む新庁舎

工事の進む新庁舎。公共施設としては市内―の高さ

 新庁舎の建設は、5年前の東日本大震災が大きなきっかけとなった。庁舎の老朽化から平成20年には新庁舎建設の基本計画ができ上がったが、経済状況などから計画は中断。しかし、先の大震災時に災害対策本部を庁舎内に設置できなかった反省、今後の首都直下地震の懸念などから急遽、最優先での事業になった。
 新庁舎は高さ54・3メートル。鉄筋・鉄骨コンクリート造りの11階建て。液状化対策として地盤を改良し、庁舎を免震構造にして、耐震性を強化した。災害時の拠点となる中枢機能室は4階となる。
 建設費は新庁舎横の立体駐車場建設、現庁舎などの解体費を含含て約120億円。昭和57年から積み立ててきた庁舎建設基金約87億円を活用する。
 新庁舎は、総合案内窓口と多目的に利用できるオープンスペースを1階につくるほか、フロアは1~3階が市民の利用者が多い窓口業務。4~7階は一般事務室。8階は設備機械室・倉庫。9、10階は議会。最上階に約100人が入れる食堂となっている。
 屋上部分に太陽光発電設備を導入、1階から屋上までの中心部を吹き抜けの空間とし、どの事務室もオープンフロアにしたのが特徴という。
 建設工事は5月末までに終了。情報システムの移動、引っ越しを経て、6月末に記念の開庁式を計画している。

パスポート申請もOK

 新庁舎の完成に花を添えるように、市民が長い間待ち望んでいたパスポート(旅券)申請が庁舎内の窓口でできることになった。
 これまで海外へ行く市民が多い割には、市内や近隣に旅券申請のできる県の出先がなかった。旅券の発給までには通常約1週間。市民は申請、受け取りに2回、千葉市や松戸市の旅券事務所などまで足を運ばなくてはならなかったが、7月からは市役所の窓口で手続きができ、不便が大きく解消される。
 県内では今年から市川、船橋など5市で新たに旅券発給ができるようになり、窓口業務はそれぞれの市職員が担当する。オープン日はそれぞれの市に任されており、浦安市では新庁舎の完成に併せ、開庁式後の7月1日から業務を開始することにした。窓口は1階の市民課に入る予定。

新庁舎配置図

新庁舎と浦安公園などの配置図

日本庭園内に江戸の茶室復元

 新庁舎の完成を待って、現庁舎と周辺にあるプレハブ庁舎は解体される。中央図書館と郷土博物館、健康センターはそのまま残るが、総合駐車場を含めた跡地は「浦安公園」として整備する。
 公園全体の広さは約2万平方メートル。公園の少ない元町地区のシンボルとして、緑と憩いの揚が誕生する。
 公園内には日本庭園も予定。江戸時代の茶室を復元する。竹や杉、檜を編んだ網代作りという天井を使った8畳、6畳の茶室。茶室に付随する茶道具などを置く棚「水屋(みずや)」付き。浦安在住の富豪が江戸から取り寄せた貴重な茶室らしく、今は解体して市が保存。公園整備に併せて組み立てを計画している。完成は平成29年度の見込みだ。


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