学校の垣根を越えた英語教室 入船地区小中学校

学校の垣根を越えた英語教育

入船地区小中学校

 次代の人材育成へ、これまでの枠を越えた教育が試みられている。中学校と小学校の垣根を越え、学校と地域の壁を取り払って・・・。”学校外教育”ともいうべきチャレンジを追った。

英語教室

ユニオンジャックを手に講義を進める新居加枝子さん

 小学6年生は外国人講師らによる英語に慣れるための「耳の英語」、中学校では文法などテストがついてくる「目の英語」。このギャップを埋めようという英語教室が11月20日から入船地区で始まった。入船中1年の7人、入船北小と入船南小の6年生12人が受講生。学校の垣根、学習指導要領の枠を越えた小中連携・一貫の試みが注目される。

 きっかけは昨年1月の入船中学校評議員会議。評議員で英語教育に長年携わっている新居加枝子さん(海外生活アドバイザー)が、このギャップ解消について問題提議した。中学校に進んで授業の進め方に戸惑う生徒にはもう一度英語の楽しさを、英語に興味を抱く小学生には中学生との交流でさらに関心を深めてもらう狙いだ。
 実施に向けて話し合いが続いた。部活動のない水曜日の放課後、講師は新居さんが担当し、1時間講義を来年2月5日までの計10回行う。評議員の1人、上野隆・入船中央エステート自治会長が場所取りを受け持ち、自治会館の使用予約開始と同時に申し込む。英語辞書や学習プリント代、学校外活動のために必要な保険料などは学校支援の補助金から支出することなどが具体化した。

 初日の講座。アメリカ国旗の横線の数は? 星はいくつ? ユニオンジャック(イギリス国旗)のジャックとは‥ その国の文化について質問が飛ぶ。「なぜ英語を勉強するの」と1人ひとりの生徒に尋ねる。初めは小さな声だった回答が、時間とともに大きくなっていく。最後に「この授業がとても楽しかった人は」の問いかけに、手をあげたのはほんの数人だったが、それでも講座が終わるころの反応が楽しみな授業ぶりだった。

 新居さんは「学習指導要領から離れて、みんなが興味を持てるよう外国の文化から(授業は)入りました。小中学生一緒の講義はとても楽しい試みで、私も初めての体験でしたが違和感なく溶け込めました」と話した。


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