浦安の塩 龍宮のおくりもの

かつては塩の生産地

浦安の絆第3弾 12月下旬発売

 地域ブランドの開発に取り組んでいる浦安商工会議所(柳井光子会頭)が、浦安がかつて重要な塩の生産地だったことに着目し、12月下旬から浦安の塩「龍宮のおくりもの」を委託生産して、販売する。商工会議所では「熟成菱焼酎、べかチョコに次ぐ第3の浦安の絆ブランドとして売り込みたい」と意気込んでいる。

浦安の塩

『龍宮のおくりもの』の試供品,おしゃれなラベルを張れば完成

 「龍宮のおくりものは、千鳥地区の海岸で汲んだ海水を千葉県山武郡横芝光町にある製塩業者が濃縮して、1袋125グラムのパックにして売り出す。粗塩とサラサラ塩の2種類があり、ともに値段は525円(税込み)。
 大量生産できないため一般の市販の塩に比べれば値段は高いが、「お土産やこだわりの一品として購入していただければうれしい」と担当者。当面はこれまで地域ブランドを扱っている浦安市内の協力店、県内の房の駅、一部、市内小売店でも扱えるようにする予定。
 地元で50年水産物製造小売業を営む大川水産は、この塩を使って自社の干物を開発し、来年2月には販売できる態勢を整えたいという。大川三敏社長は「本来の浦安は海の街。浦安の塩で干物を作ることで、浦安ブランドとして商品の付加価値を高めたい」と話した。

 浦安が塩田だったのは江戸時代。寛永6(1629)年の記録に、合併前の当代島村が塩年貢を納めたと記されている。当時の塩は食糧と同じく、戦に欠かせないものとして大事に扱われ、この地区は幕府直轄の天領だったという。
 塩の生産はその後、兵庫・明石などで量産ができるようになり、浦安は漁業に生きる道を見出す。

 商工会議所では「今回はそれが龍宮のおくりものとして、400年ぶりによみがえる。加えて浦安に隣接する東京・葛西では、東京湾で今年51年ぶりに海水浴場が復活した。海水浴場も浦安の塩も東京湾がきれいになった象徴。この機会にアピールしたい」と話している。


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