Dr.竜の「診察ノー卜」第23話: 健康長寿目指そう

健康長寿目指そう

<解毒遺伝子ない人の飲酒致命的>

 飲酒は健康を害する一つの要因となります。特にアルコールを解毒する遺伝子(ALDH2)を持ってない人が6%いて、これらの方の飲酒は致命的です。
 日本人の多くは遺伝子的に酒に弱いのですが、酒を飲み続けることにより、かなり飲めるようにはなります。飲酒は、がんの危険因子であり、特に強い酒を飲む風習のある地域では、口腔・喉頭・咽頭・食道などのがんが多発しています。

竜 崇正 先生

竜 崇正 りゅう・むねまさ
浦安ふじみクリニック院長
=浦安市富士見2-18-9=

<お酒はほどほどに 週に2日は休肝日>

 アルコールは胃から吸収され肝臓で分解されるので、肝臓が悪い人の飲酒は危険です。イギリスの学者マーモットは、酒の飲み過ぎや全く飲まないよりも、適度に飲む方が死亡率は低くなると発表しました。
 アルコールが善玉コレステロールを増やし、動脈硬化を予防するからです。適量はビール1本、日本酒1
合相当で、毎日の飲酒は避け、週に2日休肝日を作るのが大事です。

<タバコとの併用、がんリスクを数倍に増大>

 喫煙して飲酒すると、がんの発生リスクは倍増します。喫煙しない人は、飲酒量が増えても、がんの死亡率は高くなりませんが、喫煙者は飲酒量が増えれば増えるほど、がん死亡率が高くなります。時々飲む人と比べて、毎日2合程度の人は2.7倍、毎日4合程度の人は3.6倍も死亡率が高くなるのです。酒を飲む際は、特に他人の吐き出したタバコの煙を吸わない事が大事です。


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