Dr.竜の「診察ノー卜」第22話: 多職種が連携する浦安モデルの医療介護

クラウドで情報共有、多職種が連携する浦安モデルの医療介護

 昨年6月から、患者さんや家族の了解のもとに、在宅医療や介護に必要な情報をクラウドに上げて、医師や看護師、ケアマネジャー、薬剤師などが、共有して連携するシステムが稼働している。

竜 崇正 先生

竜 崇正 りゅう・むねまさ
浦安ふじみクリニック院長
=浦安市富士見2-18-9=

<個人情報保護基準で開発したソフト使う>

 これは浦安市医師会の地域医療推進委員会が進めているもので、電子カルテを共有するのではなく、安価で簡単に運用でき、総務省の個人情報保護の基準に沿って開発したソフトlppoを用いている。
 患者さんに関わる多職種チームの構成員、患者家族のキーパーソンが登録され、それらのメンバーのみがその情報を共有できる。

<多職種の構成員、患者家族が登録>

 まず患者さんやご家族と決めた医療介護の基本方針を記載する。それに加えて、医師は患者の簡単な病歴、看護師は看護歴、ケアマネジャーはケアプランを記載し、患者基本情報とする。医師や看護師、ケアマネジャーなど、メンバーは訪問記録をその都度記載する。また必要があれば、患者の状況をデジカメで撮影して共有する。それらに対する意見や提案などはコメント欄に自由に書きこみ、パソコンやタブレット端末で共有する。
 浦安病院と浦安中央病院が後方支援病院として参加し、患者の状態改善やリハビリのための短期入院や、急変時に素早く対応できる。

<患者は安心して住み慣れた家で過ごせる>

 10カ月を経た現在、患者69人、参加組織は38で、さらに参加メンバーが増えている。この在宅連携システムにより、参加施設の医療介護技術が向上し、患者さんは安心して在宅で過ごすことができ、介護者の負担も非常に軽減されている。


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