Dr.竜の「診察ノー卜」第20話: 健康長寿を目指すために、 糖尿病を避けよう

健康長寿を目指すために、糖尿病を避けよう

<最初は無症状、甘い考えで治療が遅れる>

 糖尿病は、摂取した炭水化物や糖を処理するインスリンの分泌が低下したり、インスリンに対する感受性が低下したりすることなどでなる。
 血管内が砂糖漬けの状態となり、そのため動脈壁が脆くなって動脈硬化が進行し、腎不全、脳梗塞、心筋梗塞、失明等になる難病である。
 最初は症状がないので、甘く考えて治療が遅れる人が多い。腎不全で血液透祈を受けている36万人の半数が糖尿病性である。

竜 崇正 先生

竜 崇正 りゅう・むねまさ
浦安ふじみクリニック院長
=浦安市富士見2-18-9=

<生活習慣と関係する2型糖尿病が9割>

 遺伝する1型糖尿病は1割と少なく、9割は生活習慣と関係する2型糖尿病である。
 糖尿病の主たる原因は過食である。インスリンの処理能力を超えたカロリーを摂ると、グリコーゲンとして肝臓や筋肉に蓄えられない糖分は体中をめぐり、脂肪に転換され肥満となる。
 脂肪組織からは、インスリン分泌不足や抵抗性とする物質が分泌され、さらに糖尿病が悪化する。

<糖尿病予防は食事と運動>

 糖尿病の予防は食事と運動である。3食を腹8分できちんと食べ、間食を控え、インスリンの分泌を安定させることである。
 脂肪と塩分の摂取を控え、食物繊維を多く摂取する。運動は最も有効な予防・治療法であり、糖分や脂肪酸の利用を促進し、インスリン抵抗性を改善する。心拍数を120以内に抑えるようなレベルの運動を30分以上、週に3回は行うことが望ましい。1日1万歩が目安となる。


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