Dr.竜の「診察ノー卜」第19話: 健康長寿目指して 血圧コントロールを

健康長寿目指して 血圧コントロールを

<正常血圧は130/85以下>

 健康寿命を延ばすには、血圧のコントロールが重要である。以前は収縮期血圧が年齢+90までが正常とされていたが、現在は年齢に関わらず収縮期130/拡張期85以下が正常血圧である。
 収縮期血圧が120以下であれば、動脈壁への負担が少ないとの最近の研究から、120/80以下が至適血圧とされている。

竜 崇正 先生

竜 崇正 りゅう・むねまさ
浦安ふじみクリニック院長
=浦安市富士見2-18-9=

<禁煙や塩分控えめで予防>

 血圧は年齢とともに高くなるが、喫煙をしない、塩分を控えた食事に野菜を多く摂る、適度の運動をする―などで、高血圧を予防できる。
 肥満、高脂血症、糖尿病との合併は「死の四重奏」と称され、早死や脳血管障害などで寝たきりとなりやすいので、国を挙げて特定健診による予防対策がとられている。
 高血圧が続くと、動脈壁に強い圧力がかかって、動脈壁が弱くなり、動脈硬化となる。その結果、脳血管障害、虚血性心疾患、腎臓病、動脈瘤などになりやすくなる。

<早朝の高血圧管理が重要>

 心筋梗塞や脳卒中は早朝に発症するので、早朝の高血圧管理が重要である。高血圧でも症状のない場合も多いが、動脈硬化は拡張期血圧85以上と高いのが指標になるので、自宅や職場などでまめに血圧を計るようにしたい。
 高ければ早期からの服薬で、動脈硬化を予防することができるからである。


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