大地震思い浮かべ 防災力の向上を

目黒教授 事前準備強調

 災害対策をテーマに浦安市と浦安住宅管理組合連合会が毎年開催している「うらやすマンションふぉーらむ2015」が2月14日、市民プラザ大ホールで開かれた。

 9回目の今年は、目黒公郎東大教授が「災害イマジネーションカがあなたの身を守る」と題して、基調講演。地震への事前対策の重要性を訴えた。

うらやすマンション ふぉーらむ2015

支援ツールを使った訓練には多くの市民が参加した=市民プラザWave101

 目黒氏は都市震災軽減工学の第一人者。大地震に遭遇した時に、どう対応するかを事前に考える支援ツール「目黒メソッド」を考案した。
 「目黒巻」と呼ぶこの方法は、地震発生時から1分、10分、1時間から12時間後まで、どんな行動がとれるかを時系列で想像。直面したことを記入シートに書き込んで、自分が主人公のストーリーを作り出すのが特徴。

 目黒巻の実践は第2部。マンションコミュニティ研究会(日の出) の廣田信子代表がコーディネーター、会員がサポーターとなり、約100人の参加者が想像力を高めるトレーニングに挑戦した。
 地震を「震度7」に設定。参加者は時刻、天気、季節など発生条件の違う3パターンのグループに分かれ、その時の自分を思い浮かべた。また、逆に20秒前に大地震が来ると分かったら何をするかも考えたが、ほとんどの参加者は未経験とあって、苦戦していた。

 目黒氏は「大地震はいつ、どんな状況でやってくるか分からない。だから大震災を思い浮かべる機会を多くつくり、事前に対策のできる人を多く育てることが防災力の向上につながる。そのために目黒巻を大いに役立ててほしい」と結んだ。


関連記事

 

アーカイブ

ページ上部へ戻る