Dr.竜の「診察ノー卜」第18話: 健康長寿を目指そう 肥満をさけるには 食事と運動療法で

肥満をさけるには 食事と運動療法で

 健康寿命を延ばすには、動脈硬化を予防し動脈の弾力性を保つことが大事です。動脈硬化が進むと脳梗塞や心筋梗塞などを引きおこす。動脈硬化の予防には、肥満対策が欠かせない。肥満は体内の脂肪が多くなった状態で、身長と体重から計算されるBMI (Body Mass lndex)が25以上が肥満になります。
 そして25~30を1度肥満、5ずつ区切って、40以上が4度(高度)肥満となります。身長1m70であれば73kgがBMI25であるが、1度肥満は許容範囲です。

竜 崇正 先生

竜 崇正 りゅう・むねまさ
浦安ふじみクリニック院長
=浦安市富士見2-18-9=

<肥満に洋梨型とりんご型>

 多くは生活習慣からくる単純肥満で、摂取カロリーが消費エネルギーをはるかに上回ることが原因です。肥満のうち、皮下脂肪が増える「洋梨型」(下半身が太っている)は見てくれは悪いが、内臓脂肪はたまらず、あまり問題はありませんが、内臓脂肪が増える「りんご型」(お腹が出ている)は健康に悪影響がでます。内臓脂肪が増えるとサイトカインの働きで、高血圧、糖尿病、動脈硬化になるからです。
 「りんご型」は、腹囲を測ることにより診断できます。女性は90cm、男性は85cmが目安だが+5cmは許容範囲です。
 肥満の治療は食事療法と運動療法の組み合わせです。食事療法では、摂取カロリーと塩分を抑え、バランスよく多くの食材を食べ、野菜を多くとり、油ものをひかえることです。

<生活習慣を見直そう>

 3食きちんと食べ、夕食の量を減らし、睡眠3時間前には食事をしない。間食、ジュースなどを控えることも大事です。
 絶食で減量を試みると、インスリンの分泌がアンバランスになり、摂取した糖を燃やせなくなり脂肪が増えます。また筋肉が減って脂肪は減らないので、逆効果です。
 運動療法は、心拍数を120以下に抑える程度の汗をかく運動(スロージョギングや早歩き)を、30分以上週2~3回行うことです。薬物療法としては、全身代謝を活性化させる漢方薬も時に使われます。
 肥満は遺伝的要因もありますが、生活習慣の改善で克服できるものです。


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