浦安高校で3年生4人が講談発表会

「三献茶出会い」などを熱演

 パンパパンパン―。県立浦安高校視聴覚室で12月3日、日本の話芸講談発表会が行われ、3年生4人が15人の2年生を前に、秀吉・三成「三献茶出会い」の一席などを熱演した。チャレンジレッスン(総合的な学習の時間)の一環で、最後の授業。指導教諭の高藤丈世さん(国語)は「今回は練習時間が足りなかったが、みながんばった」と生徒を称えた。

講談発表会 3年生4人が熱演

「三献茶出会い」などを熱演した左から秋山、佐藤、鈴木、岩崎のみなさん。右端は高藤先生

2年生も講談に挑戦

見学していた2年生も講談に初挑戦

 この日は午後2時20分から50分にわたって講談4席が披露された。トップは秋山このみさんの「美人の話」。
 「世界の三大美人といえば、クレオパトラか、楊貴妃か、小野小町。美人薄命といいますが、この人たち、あまり幸せな人生を送っていないようでございます…」。(略)3人のエピソードを語り、私たちが美人になるには「心美人」になるということではないでしょうか。笑顔が似合う心美人、とってもステキですよ。

 つづいて有名な定番「山内一豊出世の馬揃え」を佐藤春菜さんが演じた。内助の功で知られる妻・千代の “へそくり” で名馬を手に入れ、信長に認められ、高知24万石の大大名に出世したという、おなじみの一席。ちなみに一豊が感激して千代の手を握り締めたのが “日本の握手の始まり” だといわれております(講釈師、見てきたようなうそをいい)。

 3番手は “ベテラン” 岩崎励人さんの「三献茶出会い」。張り扇を巧みに操り、長浜城主時代の秀吉が鷹狩りの途中、寺に立ち寄り「茶を所望いたす」…。のちの三成こと左吉、ぬるめの茶を。一気飲みした秀吉は「代わりを持て」。2杯目は “少し熱い” 。さらに「いま一杯所望じゃ」といわれて左吉、「熱い濃いお茶」を献じた。
 こうしたお茶の入れ方を「気働き」と申します。臨機応変の大切さを示すエピソードです。

 4番手は「すずらんの姫とりんどうの若者」を鈴木歌織さんが演じ、最後に金子みすずの詩を車(リレー)読みした。

 このあと、ハプニングが…。岩崎さんが2年生に「講談をやってみたい人は」と水を向けると、有志3人が手を挙げ挑戦することに。3人は先輩の指導を受けながら、つっかえ、つっかえなんとか読みきり、拍手を浴びた。

 高藤さんは「古典に親しむ生徒がつづいてくれればうれしい」と話した。


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