行政

新年市長インタビュー 「復旧・復興が最優先。“持続可能なまちづくり” を目指す」

復旧・復興が最優先。“持続可能なまちづくり” を目指す

 昨年暮れ、5期目のスタートを切った松崎秀樹市長に、新年を迎えて “浦安の未来図” などを聞いてみた。

―― 明けましておめでとうございます。ユメのある思いを聞かせてください
 「昨年秋の市長選の際、市民に約束した “公約集” から復旧・復興を最優先にしながらも “持続可能なまちづくり” をめざします。次代を担う子供たちの教育環境の向上や障害者の自立に向けた就労の場づくりなど、市民が安心でき、さらに誇れるまちづくりに取り組みます」

松崎市長 新年インタビュー

「浦安の未来図」を話す松崎市長

<財 政>

――いろいろな事業も財政の裏づけが必要です
 「財政の健全化を促進しているが、昨年11月に日経新聞に紹介されました。25年度(普通会計)決算の財政力指数が1.463倍と全国一でした。23年に東日本大震災(3.11)に見舞われ、財政調整基金(昨年3月末、186億円)から持ち出すのではと心配しただけに、私自身も驚くくらいの財政力だと思います」

<復旧・復興>

――28年度末までに完了めざす復旧・復興も仕上げの段階に入るが、復興交付金制度の延長と、市街地液状化対策事業などの促進は
 「3月末が期限の復興交付金制度は、東北3県とともに延長される見通しです。20地区、4103戸の “調査・設計費” を国に要請し、自己負担額が固まり次第、もう一度合意形成が必要です。これからが “胸突き八丁” です。27年度夏を目途に着工したい」
 「また、センチ単位でずれた戸建て地区の約13000筆の境界画定を促進したい。財産権にかかる点で “民・民” 部分が難しいが、地域のコミュニティーを壊さずにうまく住民のみなさんが話し合ってほしい」

<環 境>

――犬や猫の殺処分をなくす取り組みを求める県条例もできたが、ペット動物との共生は
 「愛犬家・愛猫家が多い浦安市を “ペット動物との共生都市” にするため、舞浜に “ドッグラン” 施設を設けた。利用者はふえているが、元町や中町の市民は(歩いてくるのは)辛いので、新庁舎ができたあと第2庁舎跡地の浦安公園(2ヘクタール)の一角に “ドッグラン” 施設を拡充しサポートしていきたい。これからも “殺処分ゼロ” の浦安をめざします」

<教 育>

“シンボル木” を高崎から “移植”
――屋外で子供たちがノビノビ遊べる「こどもの広場」などの整備が動き出しているが
 「27年度に高洲に約8000m2 の規模で、乳幼児から小学生までが思う存分 “ドロンコ遊び” ができる “こどもの広場” を整備」
 「『市民の森』がある群馬県高崎市の旧倉渕村長だった森林組合長がシンボルの木を浦安に持ってきます。木登りしたり、秘密基地遊びをしたり…。さらにガキ大将に年齢の下の子供がくっついて行く遊びのできる広場にしたいですね」

「幼・保」で体幹の強化治療開始
――最近の乳幼児は “ハイハイ” を省略して、伝い歩きする弊害があるようですが 
 「そうなんです。畳より椅子の生活になっているので、 “ハイハイ” しないで伝い歩きに移行してしまう。このため、体幹(腹や腰、肩、骨盤)がゆがんでしまう。未来を担う子供たちが健やかに成長してもらうため、理学療法士と提携し、27年度から幼稚園・保育園を回ってもらい “体幹トレーニングの強化治療” を始める予定です」

<健 康>

――健幸長寿社会をめざす取り組みの現状は
 「昨年12月、浦安市が『スマート・ウエルネス・シティ』の総合特区に指定されました。この総合特区は、少子高齢化・人口減少が急速に進む中、高齢になっても地域で元気に暮らせる社会の実現をめざします」
 「具体的には、健幸=健康で幸せな長寿社会づくりの支援です。1月から40歳以上の市民500人を公募(受付は終了)し、 “健幸ポイント” 制度を創設するので、歩きながらポイントを増やし、健康の維持増進につなげてほしいですね。そのためにも、ウオーキングロードの整備拡充に努めます」

<都市・農村交流>

――秋田・大潟村から『浦安米』という “お年玉” があったようですが 
 「秋田県大潟村長と、都市と農村の交流を進めています。例えば農地のない浦安市に対し、八郎潟を干拓し大型営農に取り組んできた大潟村。人口密度から町並みまで、すべてが “真逆” です」
 「その大潟村の高橋村長から浦安市民のために、1.25ヘクタールを使ってJAS(日本農林規格)認証の完全無農薬で栽培した有機米『あきたこまち』のブランド名を『浦安米』として提供したいという申し出がありました。浦安観光コンベンション協会を中心に、 “産直米” として、大手スーパーなどに卸すなど実現に結びつけたい」

<生涯教育>

――新浦安駅前に “音楽ホール” を整備し、『音楽の町・浦安』をめざすとか 
 「東西線浦安駅周辺整備のため交換した京葉線新浦安駅前の約2000m2 の民間用地の半分を活用して、300人規模の “音楽ホール” を29年春までに整備します。『音楽の町・浦安』をめざし、世界の一流音楽家によるハイレベルの音楽イベントを誘致。同時に市民の若手音楽家の育成・支援も行う」 
 「ホールとしては銀座の王子ホールや山野ホールに負けないものをめざして、専門家と施設を見学、 “音に包まれる” のを初めて経験。残響音についても、声楽家や管楽器奏者などから(意見を)聞いています」

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