オリエンタルランド 10年構想 「ファンタジーランド」倍増(TDL)

テーマパーク部分に4千億円投資

「TDS」はショー鑑賞エリア拡大
16年度までに事務一部機能新浦安ビルに移転

 今後10年間、テーマパーク部分で4千億円を投資し、東京ディズニーランド(TDL)の「ファンタジーランド」を倍増させ、東京ディズニーシー(TDS)では新エリアなどを追加することが、東京ディズニーリゾート(TDR)を運営する(株)オリエンタルランド(上西京一郎社長)が発表した開発構想で明らかになった。

TDL「ファンタジーランドの再開発」

TDL「ファンタジーランドの再開発」(イメージ)

ショー鑑賞エリアの再整備

ショー鑑賞エリアの再整備の例(イメージ)

TDL/TDS開発エリア

2パークの大規模開発エリア

 それ以外にも1千億円で、セントラルキッチンなどの業務支援設備も強化するほか、事務部門の一部機能を16年度までの間に新浦安ビルに移転。年間3千万人以上の来場者に見合う体制に拡充するもので、追加投資としては過去最大規模だ。今後10年間(来年3月期~2024年3月期)でこの構想を実現させる。詳細は今後決定する。
 
 TDLでは、「イッツ・ア・スモールワールド」などがあるファンタジーランドを、隣接するエリアなどを活用して倍増させる。大型アトラクションも新設し、ディズニー映画をテーマにした施設として集積度を高める。幅広いファミリー層に人気があるため、拡張を決めた。また、レストランの拡充なども図っていく。
 
 一方、TDSではロストリバーデルタ南側の拡張用エリアに、アラビアンコーストと同規模の複数の大型アトラクション、商品店舗、飲食店舗などからなる「新テーマポートの開発」を検討していく。
 
 このほか、TDLやTDSでの快適な環境づくりのため、(1)TDSのメディテレーニアンハーバーに可動式の舞台などを導入し、ショー鑑賞エリアを広げる(来年3月1日使用開始予定) (2)TDLのパレードルート沿いに、食事をしながらパレードが鑑賞できるレストラン導入を検討 (3)サービス施設で混雑感の緩和、暑さ・寒さ対策などゲストが快適に楽しめる環境づくり (4)IT環境の再整備 ― を行う。
 
 こうしたハード面の投資に加え、人財育成の強化にこれまで以上に取り組み「キャストによるホスピタリティ」をさらに高める。教育制度や従業員満足度の向上に向けた取り組みなどをさらに充実していく考えである。
 
 こうした活動の例として現在行っているものでは、(1)モチベーションアップと (2)従業員満足度の向上の施策などがある。(1)では、管理職が「5スターカード」を従業員に直接渡してほめたりすることで「見てくれている」意識も浸透させている。このほか年1回、従業員同士でほめ合う「スピリット・オブ・東京ディズニーリゾート」を実施している。
 
 (2)では働き甲斐やコミュニケーション重視で、年1回パーク閉園後にパークを貸切にして、普段パークで働いている準社員を「ゲスト」として、役員・社員が、おもてなしをする「サンクスデー」などを行い、帰属意識を高めている。

 加賀見俊夫・代表取締役会長は「東京ディズニーリゾートは、これまで以上に魅力の向上に向けて取り組んでまいりますので、浦安市民の皆さまには、今後とも変わらぬご支援を賜れれば幸いです」と話している。


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