うらやすの人(12): 「悪質商法撲滅レンジャー」

被害がなくなり、”解散” がユメ マキノ隆二さんら4人

 警察庁のまとめによると、今年上半期の全国での “振込め詐欺” などの特殊詐欺悪質商法被害は後を絶たず、約268億円に達している。浦安市内でも浦安署の調べでは1億4900万円に達し、最大被害は “たんす貯金” していた現金3200万円をだまし取られたケース。
 こうした中、登場したのが『悪質商法撲滅レンジャー』の4人組。いずれも浦安市内在住の俳優・マキノ隆二(47)と、お笑い芸人・そのせん(31)、黒澤正徳(32)、ヤンヤン橋爪(29)のみなさんがメンバー。

「悪質商法撲滅レン ジャー」(マキノ隆二、 そのせん、黒澤正徳、ヤ ンヤン橋爪)

●まきの・りゅうじ: 浦安市在住の”浦安っ子”。早稲田小劇場で「リア王」「ヘンリー四世」などに出演。現在、静岡県舞台芸術センター所属で、「真夏の世の夢」「忠臣蔵」などに出演。
●そのせん(園田高志=そのだ・たかし): 堀江在住。芸能界最強?の剣道5段。中学社会科・高校地理歴史・教員免許。「常識が通じないことをコントで訴えていきたい」。HIT所属。
●くろさわ・まさのり: 南行徳在住。「すいたんすいこう」という漫才コンビで活動。モノマネ、すべらない漫才をめざす。 HIT所属。
●やんやん・はしづめ: 北栄在住。ピンになって2年。センスのあるさわやかな3~5分間のコントを目指す。HIT所属。

 今年2月、市消費生活センターからマキノさんに「消費者月間にコントや芝居で “振込め詐欺” などの特殊詐欺悪質商法被害を少しでも減らせないか」と相談が持ち込まれたのがきっかけ。
 普段は硬い芝居が多いマキノさんだが、別のプロダクションに所属するピン芸人の3人に声をかけて新ユニットがスピード誕生。「いつかはメジャーに」が全員のユメだが「演劇発表の場がなかった。機会をもらえてうれしかったし、ありがたい。市民として被害防止にお笑いで貢献できれば…」と素直に喜ぶのはリーダー格のマキノさん。

 初舞台は消費者月間にちなんで5月25日、市文化会館で開かれた「スマートコンシューマー笑劇場」(市、消費生活センター共催)。「もうダマされないぞ!笑って笑って “悪質商法” を撃退だ!」―に『悪質商法撲滅レンジャー』4人組としてデビュー。コントでわかりやすく、最近の悪質商法事例を紹介し、訪れた中高年の市民らに「だまされないで」と注意を呼びかけた。
 顔に隈取りした下着姿のおじいさん(黒澤さん)宅に、振込め詐欺役のマキノさんから電話がかかってくる…でコントがスタート。そのせんとヤンヤンが絡んで笑いながら、悪質商法にご用心というストーリー。
 4人組は「高齢者はだまされても相談する人がいないので、犯人は言葉巧みに電話で近づいてくる。おれおれなど、振込め詐欺から現金譲渡へと犯行手口は進化している。東京五輪や地価上昇、未公開株など、市内でも被害が頻発している」と警告した。
 その後も8月の「私たちはダマされない!!」オレオレ詐欺撲滅・決起大会に出演したほか、11月11日には美浜公民館で4人組に加えて、ソプラノ歌手・栗林美智瑠さんとのコラボで、悪質商法を撃退する構えだ。

 共通の願いは、被害がなくなり『ユニット』を解散すること。


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