放置自転車数が99%激減 10年前は全国ワースト2位

放置自転車数が99%激減

 浦安市内の放置自転車数は、平成13年度、年間93万台と全国のワースト2位だったが、現在はそれがうそのよう。この10年余で放置自転車数は99%も減った。この問題、手を抜くとすぐ元へ戻るのが特徴という。駐輪場を管理する市や市施設利用振興公社は引き続き「放置自転車のないまちづくり」を目指して対策を進めていく。
 同市内は全域が平坦な地形で自転車が利用しやすい。そのうえ、新町の人口増加によって、利用者が増え続けた。これに駐輪場の収容台数が追いつかず、13年度には市内全域の放置自転車台数は年間で93万5970台となり、不名誉な全国ワースト2位。

新浦安駅周辺放置自転車

22年2月の新浦安駅周辺は、広場か駐輪場か、わからない状態だった=浦安市提供

 なかでも新浦安駅前のダイエー側の広場は大半が駐輪禁止区域にもかかわらず、放置自転車で埋まり、広場か駐輪場か、わからない状態だった。放置自転車はお年寄りや体の不自由な人の通行、緊急時の車両などの活動の妨げになるため、整理員を増員して整理や撤去に乗り出した。
 市は根本対策として駐輪場増設に踏み切った。13年度には全市で18か所だったのが26年度には29か所となり、今年6月には新浦安駅周辺の駐輪場を整備、若潮公園側には大駐輪場を増設した。現在、収容台数は定期、一時利用を合わせて2万4000台になった。
 これに合わせて、駐輪場の指導員、整備員の配置を状況に応じてシフトを変えたほか、放置を注意するだけではなく、積極的に空いているところに誘導した。整備員にはトランシーバーを持たせて空き状況の情報交換、誘導に活用した。
 これらが奏功し、25年度の放置自転車数は年間で1万2768台とピーク時より99%も減った。最近は利用者のマナーもよくなったという。傘をさしたまま乗ったり、ヘッドホンや携帯をかけながら乗ったりしている人に注意しても、多くの人が素直に聞いてくれるという。
 今後も市民に協力を呼びかけていく。


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