9月は防災月間 各地区で広がる取り組み(2) 「際立つ防災隊の活動」

9月は防災月間 各地区で広がる取り組み(1) からつづく〉

際立つ防災隊の活動 入船西エステート自治会

 浦安市内にある81自治会のうち自主防災組織を持つ自治会は80。実に99%の組織率を誇るが、中でも入船西エステート自治会の防災隊(宮崎勉隊長)の活動は目を引く。

安否確認のステッカー

各戸に配布している安否確認のステッカー

 新浦安駅に隣接する自治会(大塚洋自治会長)は、高層5棟、低層21棟、789世帯の団地。自主防災組織ができたのは平成8(1996)年。前年の阪神淡路大震災がきっかけだった。
 防災隊はその後、再編成され、行動力が売り物の今日を迎える。隊員は自治会、管理組合、住民有志。メンバーは創設時の40人から166人に。
 総括班リーダーの野内利雄副隊長によると、組織は平常時、本部を中心に消火警備、避難誘導など5班体制。だが、緊急時には安否確認班、消火班、救助班、トイレ班など16班に細分される。
 同時多発の災害に対応できる態勢を念頭に、分担を事前に決め、リーダー会議を毎月開いて確認する。
 素早い対応が求められる安否確認は「無事」「救助求む」のマグネット製ステッカーを各戸配布し、玄関に張ることを住民に徹底。3.11の際には圧倒的な速さで安否確認ができたという。

 11月開催する防災訓練は大掛かり。帰宅困難者対策として、東京駅から団地まで18キロ前後、毎年コースを変えて歩く訓練も実践している。
 浦安市の澤畠博・危機管理監は「ここまで徹底している自主防災組織は全国的にも珍しく、貴重」と、高く評価する。
 「ただこの団地も高齢化率が27%。管理組合や自治会の役員は引退後、自動的に2年間隊員となるようにしているが、次代へのバトンタッチが難しい」と、宮崎隊長は模索している。

9月は防災月間(3)「市民体験型総合防災訓練 9/28総合公園で」へつづく


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