いじめゼロを目指す 『イエローリボン活動』が5年目

いじめゼロを目指す『イエローリボン活動』が5年目

浦安中生徒会 独自キャンペーン始動

 幅1センチほどの黄色い布を2つに折って安全ピンで留めたイエローリボン。これを身につけることで「いじめをゼロにしよう」とアピールする浦安中学校の『イエローリボン活動』が5年目を迎えた。学校や自治体からの要請と違って、生徒が自ら自主的にプランを練り、実行に移すのが大きな特徴。夏休み明けにも今年度の具体的プランを固め、始動する。

イエローリボン

イエローリボン

浦安中学校

浦安中学校

〈きっかけは県の子どもサミット〉

 イエローリボン活動のきっかけは、平成19年11月の「千葉県いじめゼロ子どもサミット」で出された『いじめゼロ宣言』。浦安中ではこの宣言を受けて生徒会、学年委員会、生徒有志らが意見交換などを重ね、具体的な計画を作成。平成22年度からいじめ撲滅の気持ちをイエローリボンに込め、保護者らにも呼びかける活動を始めた。
 生徒会の説明によると、イエローリボンは4つの勇気(辞める、止める、話す、認める)を象徴しており、制服の胸に付けることで自ら「いじめゼロ」の意思を発信する。

〈参加率83%〉

 昨年は11月から行動をスタート。生徒会が中心となってボランティアを募り、自分たちで計1500個のリボンと手製ポスターなどを作成。全校生徒687人に参加を求めたところ571人が署名し、リボンを着用した。約83%の参加率だ。担当の斉藤久美子先生によると、リボンを黄色に決めたのは千葉県のゼロ運動のシンボルカラーにならってのこと。今年度は夏休みが終わった後、生徒会の役員改選などを経て行動計画が練られるが、イエローリボン活動の基本は変わらないだろうという。
 「道徳の授業で、いろいろな人を認め合うことの大切さを話していますが、子供たちの場からいじめを無くそうと発信できることは素晴らしいこと。浦安中に赴任してまだ1年ですが、深刻ないじめの報告は聞いたことがありません」と斉藤先生。

〈いじめの実態〉

 いじめ問題は表面に現れにくくデータ収集は困難だが、今年1月に開かれた市青少年問題協議会の議事録などによると、平成24年度の浦安のいじめ認知件数は小学校で2362件、中学校363件。
 いじめの中身は「冷やかし」と「からかい」、次いで「無視」。インターネットを通してのひぽう、中傷は小学校で1.3%、中学校で6.4%あった。いじめ問題の96.7%が解消済みという。また千葉県全体では2万件を超え、鹿児島に次いで全国2番目の多さという報告もある。


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