「ひまわり」クリニック 開院1か月 通院できない人に訪問診療

「ひまわり」クリニック 開院1か月
通院できない人に訪問診療

 これまで要介護者の訪問診療が比較的手薄とされていた浦安市。こうしたなか、高洲の介護付き有料老人ホーム・複合型ケアコミュニティ「舞浜倶楽部新浦安フォーラム」1階に開設されたのが通院困難者の定期訪問診療施設「ひまわりクリニック」(山田智子院長)。
 6月2日開院から1か月。「舞浜倶楽部として大変心強い」(佐藤光男常務執行役員)という声や、美浜、入船、弁天地区住民からも「ぜひ、訪問診療を」との要望が寄せられ、高齢化時代の地域医療を目指すクリニックに期待が高まっている。

ひまわりクリニック 山田院長

高洲に開院した通院困難者の定期訪問診療を行う
ひまわりクリニックの山田院長

 ひまわりクリニックは、内科・老年内科を診療科目に山田院長、看護師3人(非常勤)、事務2人の6人体制でスタート。診療時間は月~金の9時から17時(土・日・祝日休診)。9時~12時は外来、医療相談。14時~17時が定期訪問診療、往診。定期訪問診療は緊急時24時間体制で対応が特徴。
 山田院長は市川・浦安地区で生まれ育ち、2006年4月から行徳中央病院で内科医長として8年間、診療に携わってきた。
 「高齢のため骨折や脳梗塞などで通院できない患者さんを5~6年前から併設の訪問看護ステーションで診て回るようになったのが訪問診療に携わるきっかけ」
 さらに言葉を継いだ。「最初は手探りだったものの、住み慣れた自宅で安らかな最期を迎えられ、家族も喜んでいました。また、患者さまの生活環境、人生観や価値観などは様々で、『その人らしさ』を大事にすることが重要だと学びました」。
 舞浜倶楽部へも3年前から訪問診療で訪れるようになり、「セカンドオピニオンで相談を受けたり、5つや6つの病名を抱えている患者と親しくなったりしたこともあり、同倶楽部の一角に開院しようと決めました」という。
 現在、同クリニックでは、同倶楽部の要介護1~2の高齢者50人と、行徳中央病院時代からの個人患者5人の55人と契約して、月2回訪問診療したり、往診したりしている。患者は65歳から最高齢は102歳、平均すると80~90歳台。
 夫も都内の勤務医で、中学生の長男を持つママさんドクターの山田さん。「まず、看護師やケアマネジャー、薬剤師などのスタッフと協力して患者、家族のための医療を実践したい」と意欲的だ。


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