全国の “カッパ人間” 100余人が大集合  ~ふるさと浦安かっぱ村が10周年

全国の “カッパ人間” 100余人が大集合

~ふるさと浦安かっぱ村が10周年

 境川を河童のすめるきれいな川に…を目標に活動する「ふるさと浦安かっぱ村」(宇田川敬之助村長)が開村10周年を迎え、4月13日記念式典を開催、全国各地のかっぱ村の住人がお祝いに駆けつけた。北は北海道名寄市から南は国境線を越えた台湾・台北市まで、その数100余人。『水は命、河童は心』と染めたハッピ姿の和やかな交流風景が繰り広げられた。

清瀧神社と河童村の人々

清瀧神社の歴史に聞き入る各地の河童村の人々

かっぱ村祝賀会

ジュニアオーケストラの演奏で始まった10周年の祝賀会

 お祝いに来たのは河童連邦共和国(斎藤哲清大統領、41村)の半分以上の25村から約60人。おいてけ堀カッパ村(東京・錦糸町)、銚子かっぱ村(千葉県)などの近隣地区から、遠くは台北に加えて大山隠岐かっぱ村(島根県)、定山渓河童村(北海道)などからも。
 午前中の交流会第1部・浦安探訪にはこのうちの約30人が顔を揃えた。浦安駅前から清瀧神社、かつて映画館や演芸揚が軒を連ねていたフラワー通りを歩き、市役所近くの境川沿いに設置されたべか舟河童像で足を止めるなど2時間余りの散策。
 台北かっぱ村村長で連邦共和国副大統領の林錦松さん(87)は台湾生まれ。日本の統治が終わる20歳まで日本国籍だった。「かっぱ村創立は23年前。台北市内を流れる淡水川の川岸に石造りの河童像と日本語の碑文も建てました。飛行機の中で日本の河童村関係者と知り合い、環境浄化の話で意気投合したのがきっかけです。ええ、今日のような日本の友好村の記念行事には何回も参加しています」と話した。
 小倉川かっぱ村(栃木県鹿沼市)の助役、黒子雄二さんは、カッパのお皿に見立てた手作りの帽子を被っての参加。村長を務める兄は鹿沼市の老舗の団子屋を経営。「一時は経営難に陥ったが、20年前に発売したかっぱ饅頭が人気を呼び、持ち直した。1日に1万個売れるときもあり、河童サマサマです」と意気軒高。
 このあとオリエンタルホテル東京ベイで祝賀会。地元の支援者なども加わって計135人が集まった。ジュニアオーケストラの演奏、松崎秀樹市長の祝辞、柳内光子商工会議所会頭の乾杯の音頭などに続いて尺八や日本舞踊、ビンゴゲームなど盛りだくさんのプログラム。交流会はにぎやかに、スイスイと川を流れるように進められた。
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 ふるさと浦安かっぱ村は平成16年4月、河童連邦共和国48番目の村として開村した。発足時の会員数35人は最大級の規模で、現在も会員数46人を擁し、共和国内で最も活動的な村として知られている。
 境川の浄化キャンペーンは開村3年目から。毎年2日間の日程で、初日は自主清掃、2日目はぬいぐるみを着た河童の船上パレード(河童の川渡り)などで「昔のように子供たちが泳げるきれいな川を取り戻そう」とアピールしている。
 宇田川村長は「川底に沈んでいた舟を排除するなど、この10年で境川はずいぶんきれいになったが、まだ魚が棲めるほど改善されてはいない。下水道の整備など大きな課題が残されている。浦安かっぱ村ではこれからも楽しく、仲良くをモットーに、河童のロマンを求めて活動していきます」と10年周年を拓り返った。


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