市立中央図書館開館30周年 歩みと現状、将来は

市立中央図書館開館30周年 歩みと現状、将来は ~森田館長に聞く

年間図書貸出数は全国No.1

 浦安市立中央図書館は今年で開館30周年を迎えた。市民1人当たりの年間図書貸出数は13.42冊と全国一。市内の分館数も7館に増え、市民が歩いて10分以内で図書館が利用できる。利用者向けのサービスも充実、赤ちゃんから高齢者まで誰でもが活用しやすい図書館を目指す。
 図書館の歩みと現状、将来は・・・森田正己館長に聞いた。

図書館内を見回る森田館長

図書館内を見回る森田館長

【あゆみといま】

 森田氏は平成16年4月、中央図書館に就任して10年。すでに日本有放の図書館としての評価が高く、出来上がったものを維持、発展させていくのにプレッシャーがあったという。
 ともかく市民のための図書館を目指す、この信念のもと知恵を絞り、ぶつかってきたとのこと。

図書館誕生

 浦安に国吉館が開館したのは昭和44年1月。現在の猫実4丁目にあった旧千葉銀行浦安支店の一部を改修して浦安町立図書館としてスタートした。
 昭和56年4月、市制施行。市立図書館となった。
 昭和58年3月、現在の場所に中央図書館が開館した。漢字表記による電算オンラインサービスを開始。日本で初めて市民1人当たりの年間図書貸し出し数が11.4冊となり、全国的に知られるようになった。

歩いて10分、貸出数全国一

 市内には中央図書館と7つの公民館に分館が併設されている。これによって市内では歩いて約10分以内で図書館に行ける。このほか浦安駅、舞浜駅近くの行政センター、新浦安駅近くの図書サービスセンター、明海大学、順天堂浦安病院、東京ペイ浦安市川医療センターなどでも活用できる。
 市民1人当たりの図書貸出数は13.42冊(平成24年度調べ)。千葉県の5.73冊、令・国の5.49冊を大きく上回っている。

図書館30周年ロゴマーク

30周年記念のロゴマークを設定した。30枚の木の葉をあしらったデザイン。東日本大地震からの復興や成長、実りの願いを込めて「木」をイメージシンボルとした。

赤ちゃんから高齢者まで

 浦安市内で生まれたときから本と出合いが始まる。出生届を出すと、赤ちゃん向けの本が市からプレゼントされる。
 高齢者向けには活字を拡大化した図書選定に力を入れている。

宅配サービス、出張朗読

 誰もが活用できる図書館を目指す。身体が不自由な人には申し込みによって、自宅まで本を届ける。24年度には413件の利用があった。本が読めない人には、職員が自宅に行って対面朗読する。利用件数は61件にのぽる。

レファレンスサービス

 専門的な分野も含めて利用者の調査、研究の手助けをするサービスを行っている。地震による液状化や地盤に関することなど、幅広い分野でニーズが増えている。

【これから】

 開館して30年。建物内部や設備関係も調査していく必要がある。不具合が見つかれば、対応していく。進歩が著しいのはソフト面。新しい機材や資料の情報を入手。印刷媒体と電子媒体のバランスの良い図書館を目指す。
 大切なことは市民が足を運んでくれる、喜びにつながる出会いの場を提供できること、ありがとうと言われる職場にしていきたいという。


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