この人に聞く: 浦安市危機管理監  澤畠 博(さわはた・ひろし)さん

震度『6強』でも津波の心配無し液状化は『5強』でも可能性有り

このひとに聴く 澤畠博さん
澤畠博氏プロフィール

-南海、東南海、東海地震や首都直下型など巨大地震の発生が心配されています。浦安市は地形的に見てどんな危険が予測されるのでしょう

 浦安は東京湾内湾の最も奥に位置しており、津波は湾に入って蛇行・反射することで波高や速度が減少、市を守る高さ6~7メートルの堤防を超えることはまずありません。震度「6強」でも心配はないが、液状化による地下埋設物の被害は本震+余震の状況によっては「5強」程度でも可能性が出てくる。

-浦安で「5強」「6強」が予測される地震とは

 東日本大震災のとき浦安は5強だった。首都直下地震の18あるタイプの中で最大級の被害が予想される東京湾北部地震の想定が6強です。人は這わないと動けないし、飛ばされることも。固定していない家具のほとんどが転倒する揺れです。

-液状化、地下埋設物の被害に、住民はどう備えれば良いのか

 水道、ガス、電気などのライフラインが止まるわけだから、備蓄をしっかりしておくこと。飲料水は1日1人3リットル必要だし、ボータブルトイレなどの準備も。県などでは”3日以上”の備蓄をと言っていますが、私は”1週間以上”を訴えています。

-消防や自衛隊、県などの「公助」はあまり期待出来ないということか

 津波が根こそぎさらっていった「3・11」は例外として、国や県の本格支援が期待できるのは4日目以降です。阪神淡路大震災の教訓から自助:共助:公助の割合は7:2:1。自助かできて初めて共助ができるわけです。まず自分の命を守る。平素の危機意識と訓練が生死を分ける。29日の訓練にはぜひ市民の皆様に参加してほしいですね。

-市の主な震災対策を教えてください

 液状化対策と耐震改修事業の推進。地盤沈下で私有地の境界がズレるなど道路工事の進み具合は遅いですが、着実に実施しています。また現在、帰宅困難者の救済対策の検討を進めています。市民の皆様には、(1)建築基準法が改正された昭和56年以前の戸建住宅の耐震診断、(2)備蓄のススメ、(3)家具のの転倒防止、特に寝室の安全化の徹底などをお願いしています」


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